結婚相談所は「手段」でしかなかった|お金じゃなく、動かない自分の問題だった

前編では、結婚相談所にかかるお金の話を書きました。
でも、4つの相談所を渡り歩いて、いちばん強く思うのは、実は「お金じゃなかった」ということです。
足りなかったのは費用ではなく、動いていなかった私自身のほうでした。

(費用そのものの話は、前編の結婚相談所の費用は4社でこんなに違ったに書いています。)

目次

お金を払えば、結婚できると思っていた

正直に言うと、婚活を始めた頃の私は、「お金をかければ結婚できる」と、どこかで思っていました。
それも、ただ結婚できるというだけでなく、お金を払って相談所に入れば、
自分の理想とする男性と結婚できる――そのくらいに思っていたのです。
だから、いちばん手厚い――つまり、いちばん高いプランを選びました。

結婚相談所が、結婚までの道すじを決めてくれて。
たくさんヨイショしてくれて。
そのとおりにしていれば、結婚できる。
そんなふうに、どこかで思い込んでいたのです。

でも、1社目では、動けなくなっていった

今振り返ると、少し恥ずかしい話なのですが。
1社目の私は、活動らしい活動を、ほとんどできていませんでした。

はじめは、私なりに動こうとはしていたんです。
お見合いを申し込むために、相手のプロフィールを読み込んで、読み込んで。
やっとの思いで申し込んでも、返ってくるのはお断りばかり。
それが続くうちに、申し込むこと自体に疲れてしまって、
いつからか、向こうから申し込まれたものだけを受けるようになっていました。

1社目にいたのは、今より十年近く若かった頃です。
あのときにきちんと動けていたら、結婚できていたんじゃないか――そう思うことも、あります。
でも当時の私は、今よりもっと恥ずかしがり屋で、小心者で。
自分ひとりで動くということが、どうしてもできなかったのです。

それなのに、2年以上も在籍していました。
お金を払っているだけで、活動そのものは、ほとんど止まっていたのだと思います。

相談所は、「結婚させてくれる場所」じゃなかった

いくつも相談所を経験して、やっと腑に落ちたことがあります。

婚活は、自分が動くのが大前提。
結婚相談所は、その動くための「環境を整えてくれる場所」でしかありません。
そして、仲人や担当と呼ばれる人は、その活動を「フォローしてくれる」存在。

フォロー、という言葉のとおり、主役はあくまで自分なんですよね。
自分から何かアクションを起こさなければ、相談所も担当も、動きようがない。
考えてみれば当たり前のことなのに、私はずっと、逆さまに思っていました。

では、「動く」というのは、具体的にどういうことか。
つきつめれば、自分からお見合いを申し込む、ということです。
そして、もし一人で申し込む勇気が出ないなら――そのことを、担当に相談すればよかったんです。
「一人ではどうしても動けない」と正直に伝えれば、アドバイスをもらえたかもしれないし、
申し込みを手伝ってもらえたかもしれない。相談所が開いているお見合いパーティのような場を、勧めてもらえたかもしれない。
自分ひとりで動けないなら、その状態も含めて、担当をもっと頼ればよかったのだと思います。

それでも、動けば、ちゃんと応えてくれる

……とはいえ、相談所が冷たいわけでは、決してありません。
きちんと相談したり、自分の要望を言葉にして伝えれば、相談所側もちゃんと考えて動いてくれます。

ある相談所で、私が自分から申し込むのをためらっていたとき。
担当の人が「申し込めないなら、一緒に申し込みましょう」と、その場でパソコンを開いて手伝ってくれたことがありました。
担当が何度も変わっていた頃で、正直、その担当のことを信頼していたわけでもなかったのですが。
今思えば、その人は私と、しっかり向き合ってくれていたのだと思います。
担当のほうも、きっと、私からのアクションを待っていたのだと思います。

結局は、自分が動くかどうか。
動けば、応えてくれる。動かなければ、何も起きない。
ただ、それだけのことでした。

今は、私に合った場所にいる

今お世話になっている相談所は、大手ではなく、個人でやっているところです。
これまでいた大手とは、規模がまったく違います。
でも、そのぶん、私ひとりと、しっかり向き合ってくれる。

どう動けばいいのかを細かく提案してくれて、「行動しないと、結果はついてこないよ」と背中を押してくれて。
そして、私がダメなときには、きちんと注意もしてくれます。

人によって、どんな場所が合うかは、きっと違うのだと思います。
たとえば、余計なことを言われたくない、自分のペースで主体的に動きたい、助けてほしいときだけ手を借りたい――そういう人には、大手のほうが向いているかもしれません。
大手は、良い意味で放っておいてくれるので、自分の思うとおりに動けます。
反対に私のように、なかなか自分から動けない人間には、こうして近くで背中を押してくれる人のほうが合っていた。
今になって、そう思います。

では、自分に合う場所は、どうやって見つけるのか。
私が思うのは、いくつかの相談所で、実際にカウンセリングを受けてみることです。
私も一番はじめに相談所を選んだときは、3〜4社くらい足を運んで、話を聞いたうえで、自分で決めました。
同じ「結婚相談所」でも、雰囲気も、担当との距離感も、本当にそれぞれ違います。
だからこそ、料金やパンフレットだけで決めず、一度会って話してみるのがいちばんだと思います。

まとめ:結婚相談所は「手段」でしかない

4つの相談所を渡り歩いて、いちばん伝えたいのは、これです。
結婚相談所は、結婚させてくれる場所ではなく、結婚に向かうための「手段」であり「環境」だということ。
主役は、いつだって自分。
お金をかけたから、高いプランにしたから、うまくいくわけではありませんでした。

これから相談所を考えている人へ。
もし少しでも、「お金さえ払えば、あとは相談所がなんとかしてくれる」と思っているなら――それ、昔の私です。
相談所は、あくまで手段。動くのは、自分。
そのかわり、自分から動けば、ちゃんと応えてくれる場所でもあります。

その一歩を、私はずいぶん遠回りしてから知りました。
だからこそ、これから始める人には、先に知っておいてもらえたらと思うのです。

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