「結局あなた、でもでもって言って何もしないじゃない」。
ある人と喧嘩別れをするときに、そう言われました。
言われたときは腹が立ったのに、今の私には、あの一言が間違っていたとは思えません。
合コンで隣に座った、違うタイプの人
彼女とは、合コンで出会いました。
男性側ではなく、同じ女性側の席に並んで座っていたのが始まりです。
私の周りには、それまでいなかったタイプの人でした。
自分に自信があって、話題はほとんど男性のこと。
私は男性の話をすることがほとんどなくて、仕事や日常の話ばかりするほうなので、一緒にいても話すことがまるで違いました。
ただ、一緒にいると羨ましいと思うことがありました。
彼氏が途切れないのは、それだけ魅力があるということ。自分に自信があるということ。
自信がある人っていいな、と会うたびに思っていました。
「私がやったみたいにやればいい」
彼女には、よく「私がやったみたいにやればいいんだよ」と言われました。
彼女が「こうしたらいい」と勧めた子は、彼氏ができて、結婚もしている。
だから私にも、とすごく熱心に言ってくれました。
でも、私はやってみようとは思えませんでした。
女性同士でも、ぎゅっと抱き合える人がいますよね。
私はできても、腕を軽く叩くくらい。
「抱きつけないと友情を信じられない」と言われても、それはできないよ、と少し引いてしまう。
彼女の言葉は、それに近いものでした。
タイプが違う、という線が私の中に自然にあって、彼女の言うことは、違う世界の言葉に聞こえていたんだと思います。
言われたことを試そうと思えなかったから、やらなかった。
今振り返ると、それは彼女に甘えていたのかもしれない、とも思います。
喧嘩別れのときに言われた一言
彼女とは、喧嘩別れで終わりました。
長文のメールで一方的に文句を送られて、ブロックされたのが最後です。
私が彼女の恋愛に口を出していたのも、うっとうしかったようです。
そして、言われたのが冒頭の一言でした。
羨ましいと言うくせに、でもでもと言って、結局何もしない。
そんな私が、彼女には気に入らなかったようです。
言われたときは、すごく腹が立って、凹みました。
仲人と約束した日に思い出した
今の相談所に入るとき、最初のガイダンスで、仲人と「でもでもだっては言わない」という約束をしました。
そのときのことは、個人経営の結婚相談所と大手、何が違った?に書いています。
その話をしているときに、ふと彼女を思い出しました。
仲人にも、「前に、こういうことを言われたことがあって」と話しました。
確かに、私は何もしていなかった。
彼女に勧められたやり方と、仲人との約束は、中身がまったく別のものです。
それでも、「でもでもって言って何もしない」という彼女の一言だけは、あの日、私の中でつながりました。
仲人の言うことは、一度試してみようと思えました。
年齢の差や、人柄の差もあったと思います。
彼女は、世界が違う人。仲人は、私の先を歩いてきた人。
そう感じていたことが、私の中の何かに引っかかった。そんな気がしています。
言い訳をせず、まず一度やってみる。そうしているうちに、婚活の外でも口から出る言葉が変わっていきました。そのあたりは個人経営の結婚相談所と大手、何が違った?の後半に書いています。
それでも、彼女のやり方はできない
今、彼女と同じようにやればいいと言われても、それができたら苦労しないし、私はそういう性格じゃないよ、とやっぱり言ってしまうと思います。
だから、彼女が全部正しかったとは、今でも思いません。
ただ、彼女は私よりずっと、これからの世の中を生きていきやすい性格をしているとも思います。
息をするのも楽だろうな、と。
そういうところは、今もやっぱり羨ましい。
まとめ:良い人じゃなくても、間違ってはいなかった
私にとって、彼女は決して良い人ではなかった。
ただ、言っていたことが間違っていなかった部分は、確かにありました。
でもでもだってを言わないように気をつけている今も、できないことは、できない。
そういう自分を認めるのも大事なことだな、と今は思う。
あの一言を忘れることは、たぶんこの先もないと思います。
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