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婚活をしていると、「条件は何ですか」と、よく聞かれます。
年収とか、年齢とか、住んでいる場所とか。
私にも、絶対に譲れないものがひとつだけあります。
猫と暮らすこと。それだけは、どうしても外せません。
でも、これを「条件」と呼ぶのは、違います。
「猫OK」は、譲れない条件じゃなく大前提
子どもがいる人に「子どもOKの人としか結婚しないんですか?」と聞いたら、
きっと「当たり前でしょう」と返ってくると思います。
私にとっての猫も、それと同じ。うちの子たちは、私にとって、家族だからです。
うちの二匹のこと
うちには、猫が二匹います。

上の子は、9歳の女の子。キジトラの短毛で、人が大好きです。
怖がりだけれど、落ち着けばちゃんと人前に出てくる甘えん坊で、寝るときもだいたい私のそばにいます。
もとは野良で、生後2か月のころ、怪我をしているところを保護されて、そのあとうちにやってきました。
下の子は、3歳の男の子。同じキジトラでも、こちらは長毛。
そして、とにかく怖がりです。おいしいものより怖さが勝ってしまうタイプで、お腹が弱いのか、よくお腹をこわしています。
生まれてすぐに、母猫やきょうだいと一緒に保護された子で、野良の経験はありません。
下の子を迎えたのには、理由がありました。
引っ越しをしてから、上の子が自分の毛をむしってしまう「過剰グルーミング」が、一年以上も続いていたのです。
寂しいのかもしれない。そう思ったのも、お迎えを決めた理由のひとつでした。
(結局、過剰グルーミングそのものは、寂しさが理由ではなかったようです。その話は、また別の機会に。)
(もう一匹迎えたい気持ちは、もともとありました。今の家は二匹まで。もし三匹いけるのなら、
正直、もう一匹迎えたいくらいです。)
この子たちがいるから、変わったこと
昔の私は、よく現実を悲観しては、一人で泣いてしまうことがありました。
長生きなんてしたくない、とも思っていて——いえ、正直に言えば、今も少し思っています。
それでも、今をちゃんと生きられているのは、この子たちがいてくれるおかげです。
私は、うちの子たちを、最後までしっかり見送らないといけないから。
守るべき存在ができると、人はこんなに変わるんですね。
何があっても、うちの子が最優先。そう思えるだけで、地に足がつくような感覚があります。
私にとっては、大事な子どもです。
プロフィールの一番上に「猫二匹」と書く理由
婚活のプロフィールには、猫を二匹飼っていることを、一番上に書いています。
もともと、書いてはいました。
でも一度、お見合いで会ってすぐに「猫は大丈夫ですか?」と聞いたら、
「実は猫アレルギーなんです」と返ってきたことがあって。
プロフィールにはちゃんと書いていたのに、読まれていなかったのです。
結局、お互いに、無駄な時間を過ごしてしまいました。
それ以来、見落とされないように、プロフィールの一番上に書くようにしています。
「猫のいる生活」を、想像できない人もいる
婚活をしていて気づいたのは、動物を飼ったことがない人が、思っていたよりずっと多いということです。
そういう方は、「猫を飼う自分」がうまく想像できなくて、自信がない、とおっしゃることが多い。
私が「猫がいるから、旅行にはあまり行かなくなりました」と話すと、なんとも言えない表情をされることもあります。
もちろん、猫好きな人もいます。
自分では飼っていなくても、「猫の動画をよく見る」「猫カフェにときどき行く」という人には、たまに出会います。
そういう方とは、猫の話で盛り上がれる。今度どの猫カフェに行こうか、なんて話になると、それだけで少し楽しい。
ただ、正直に言えば——「猫OK」だからといって、その人とうまくいくとは限りません。
猫が好きかどうかと、二人が合うかどうかは、別の話だから。
それに、うちの子たちに実際に会ってもらうには、家に来てもらうことになります。家に招くのは、真剣交際がちゃんと進んでから。そこは、なんとなく慎重になる自分がいます。
でも、それでいいのです。
そこで合わないと分かるなら、それはお互いのためだから。
私が欲しいのは、猫のいる生活を一緒に面白がってくれる人。そういう人と出会えたら、それがいちばんいい。
最近知ったのですが、動物好きの人が集まる婚活サービスもあるようです。
私自身はまだ使っていません。それでも、猫や犬がいることを「当たり前」として分かり合える相手を探せる場所がある、と知れただけで、少し気持ちが軽くなりました。
それでも、猫がいるから続けられている
婚活は、正直、しんどいことも多いです。
それでも、前のようにがっつり落ち込まなくなったのは、たぶん、家に帰ればこの子たちがいるからだと思います。
うちの子は、いるだけでいい。
何かをしてくれなくても、そこにいてくれるだけで、私はもう充分なのです。
だから私は、これからも「猫と暮らすこと」を大前提にしたまま、自分のペースで婚活を続けていきます。
もし同じように、譲れない何かを抱えて婚活している人がいたら——それは、わがままなんかじゃありません。
あなたにとって大事なものは、ちゃんと抱えたまま進んでいい。



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